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●死日記●桂望実●
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この作家さんは、県庁の星を書かれた方ですね。
といっても、お話の内容はまったく違うのですが

これは実際にあった事件を…元にされてるのかなぁ。
ある少年のお話です。
ほとんどが彼の日記で綴られてます。
それが、とても淡々とした毎日で。
イヤ、平穏に過ぎてるってわけじゃなく
平穏には程遠い、生活なのです。
DV、母親こと、進学のこと、将来の夢、お金がないこと……
それでも日記は、さらりと自分の日常を書かれているだけ。
こんな境遇に生まれながらも、彼はとても素直に、まっすぐに育ってます。
それが、とても痛いです。
とてもとても、悲しいです。
こんないい子に思われてる母は、一体…なにがしたいのか。
日記の合間に、現実が戻ってくるのですが
なんとなく、ラストはわかってしまうんですよね。
わかってしまってるのに、切なくて読み進めてしまいました。
悲しいまでの最期が、どうしても私には……。
ここまで純粋に母親を想う彼を、ただただ抱きしめてあげたくなりました。
唯一、だったのは
彼の周りには、彼を大切に思ってくれる人がたくさんいたこと。
彼を助けてくれる人が、いてくれたこと。
そしてそれを素直に受け入れることのできる、彼だったこと。
悲しい、お話でした。
●まほろ駅前多田便利軒●三浦しをん●
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!多少、ネタバレアリ!
直木賞、受賞作品です。
どうでもいいことですが、『直木賞』という言葉を目にするとどーしてもPのこさんを思い出します(≧m≦)
そんな私は、『コントロール』で思い出されてるんだろうなぁ。
ウン、普通に面白かったです(笑)
私、内容もそうですがキャラに思いっきりはまってしまう本の読み方をしているもので
キャラに魅力があると、ぐいぐいと惹かれてしまいます。
……ハイ、ご察しの通りとっても魅力的なキャラが出てきております。
行天くんです(笑)
内容は、過去に色々なしがらみを持つ高校の同級生2人が再会し
便利やをしてゆく…というような内容なんですが。
けっこう重い内容も、サラリと書かれているのでとても読みやすいのです。
行天くんは、過去虐待をされていました。
行天くんは、右手の小指が上手く動きません。
行天くんは、行為を行っていないのに彼の遺伝子を受け継ぐ子どもがいます。
行天くんは、バツイチです。
ほら。
けっこうヘヴィでしょ?
でもね、相方(…相方?)がちょっとぬけてる所為か、そこまでどろどろしないの。
相方の、多田くんも人に言いたくない過去をお持ちですが
それぞれの悩みが、それぞれの存在によって癒されてるのかなぁ。
ちょっと一言、とすれば…
もうちょっと行天くんを掘り下げて書いて欲しかった!
どうして、あんなにものに執着しないのか。
どうして、あんなに感情を殺すのか。
魅力的なキャラクターを、どんどん動かして欲しかったです。
もっと読みたいなーって思うところでやめておくのも、アリなんでしょうかね。
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