This Archive : 200606
●扉は閉ざされたまま●石持浅海●
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このミス、2006年度版の第二位の作品ですね。
すごい!王道ミステリーでした。
こういった感じのミステリーは久しぶりだったのでかなり楽しめました。
犯人は、最初に記されているので(犯行からお話が始まる)
犯人探しをしないでいい分、お話を充分に楽しめました。
もうね、頭脳戦なの。すごいの(笑)
大学時代のサークル仲間が集まっての事件なのですよ。
その中には、犯人を慕っている後輩の女の子がいるんですが…。
この彼女が、これまたきれるきれる。
(私は、このような友人ほしくないけどね・苦笑)
この2人の攻防戦が、とっても面白くって一気に読んでしまいました。
けど、なんだか犯人の動機が…。
うぅーむ、でした。
●町長選挙●奥田英朗●
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はい。伊良部くんです。
伊良部先生の、第3弾ですよ(笑)
もう、楽しみで楽しみで。
今回のクランケは(笑)どこかで、見たこと聞いたことのある人物たちです。
いやー、笑っちゃいけないけど、笑っちゃう。
最初のナベマン。
私はだいっキライなんですが…(モデルになった人物も)なんとなく、表面だけしかみてなかったのかなー?なんて思いました。
次の、アンポンマン!爆笑でしたよ。
キーボード配列でしか喋ることができなくなる!…ヒトゴトではない気が(苦笑)
次に、ダイエットに取り憑かれたカオル。
何事も、ほどほどがいい、と実感。
そして最後の、町長選挙。
なんだかありえそうで、怖かったなぁ。
怖いんだけど、笑える(笑)
それは、すべて伊良部先生が絡んでるから。
どんなに真剣な悩みでも、伊良部にとっちゃどうでもいいことで
自分が楽しむことがまず第一。
切羽詰った患者さんたちには、それがちょうどいいのかも知れないけど…。
もし自分が患者だったら、速攻転院しますね(笑)
でも、お話は読んでみたーい!
次の伊良部シリーズも楽しみです。
●デスノート・前編(実写版)●
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観にいったのは昨日なんですが…(笑)しかも、ダンナと!
昨日は忙しくて、バタバタしてしまったので
今日、ゆっくり感想をば……。
イヤイヤイヤ、結構面白かったです。
リューク(死神)が、CGだと聞いていたので「えーー!」なんつって思ってたんですが
(じゃぁ誰が適役だよ?!と問われると、いないのですが…)
ライトとの絡みも全然OK!ちっとも不自然じゃなかったよ!
藤原くんの演技がうまいってことなのかな?
声は、中村獅童さんがあててるのですが、私の希望ですともうちょっと高い方のほうが…よかったかなー?
もっと、リュークが軽い感じがあったんだよね。コミックだと。
けど、中村さんのリュークは、とっても重々しい感じ。
「(人間て)面白っ!」も、もっとテンションあげてほしかった(爆)
お話のほうは、オリジナルキャラが出てきた分、ちと話が変わってますが
内容は、コミックの筋書き通りです。
原作でもそうだけど、結局それじゃ名前と顔さえ分かれば何でもできるじゃん!って…。
(特に、南空ナオミの件に関して)
ライトとLの攻防戦を楽しみにしてたんだけど、それは後半に持ち越されるようです。
ま、楽しみは後の方がね…。イシシ。
ライトの黒さや、Lの変人ぶりがなんとも言えず笑えます。
やっぱりLはコミックのLに近づけるためか…
ものすごい似せてます。それがちょっと、わざとらしく感じる部分もあったり…。
一番の適役は、やっぱりワタリの藤村さんでした!(笑)
●アイムソーリー ママ●桐野夏生●
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親の存在すら知らずに育った、アイ子。
彼女は、邪魔だから。むかつくから。で、どんどん殺人、放火を続ける。
何を目的に生きてるのか最初はちっともわからなかったけど・・・。
結局はやっぱり、母親を求めるわけで。
桐野さんは、人間・・・というか、女の人のどろどろしたとこを上手に書き上げる方だと思ってたのですが・・・
やっぱり、これもそうだった(笑)
いとも簡単に人を殺めてしまう主人公に対し、怒り以前にどうしてこんなになってしまうのか知りたくて、グイグイ読んでしまった(笑)
そして一気食い。
プハー、ごちそうさま、ってな感じでした。
●ロミオとロミオは永遠に●恩田陸●
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いやいやいやいや、さすがは恩田さん。
面白かったです。
設定が、近未来ものなので楽しく読んでたんですが…。
やっぱり恩田さんの作品は、作品の中へぐいぐいと引き込まれます。
海に潜ったりするシーンでは、思わず私まで息を止めてしまったり。
ガスマスクをつけるとこなんかでは、息苦しくなったりしまして。
私は、子供か!と、突っ込みを自分で入れてしまいます。
今回は、閉鎖的な学校でのお話。
とっても怖いです(T▽T)
アキラとシゲルという少年が、主人公です。
花男スキーには、親しみやすい名前ですね(笑)
話の軸になってるのが、学校での生活なんですが
その中でもアキラの兄の失踪や、過酷と言っていいほどの最下位クラスでの脱走計画がチラチラと入ります。
後半にいくにつれ、脱走計画がメインになってくるのですが…。
やっぱり、オチは恩田さんらしく、えぇーーーー!?と驚かせていただきましたよ(苦笑)
ラスト数Pで、バタバタとまとめてしまうあたり…。
素敵です∪・ω・∪
すごい長いので、時間のあるときにゆっくり読み直したい作品です。
●チーム・バチスタの栄光●海堂尊●
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このミスで大賞を受賞された作品ですね。
イヤー、面白かったです。
実は私、あらすじを読んで「うっ」と思って手を出してなかったのですよ。
だって、医療系のお話だったから。それも、医療事故とか…そっち系の(苦笑)
したら、友人が図書館で借りたら面白かった!と言うので、借りてみました。
食わず嫌いでしたね(・・。)ゞ テヘ
確かに内容は、医療系なんだけど文章がちっとも固くないの!
しかも、固くないのに内容は充実してる!みたいな。
作者さんをみたら、どうやら医療に携わってる方のようなので納得。
それでも、あれだけのお話を素人(笑)にも分かりやすく、おまけに面白く書かれるなんて…
すごーーい!
私が特に気に入った理由が、キャラがおもしろい!でした。
主人公の田口医師もそうですが、後半に出てくる、白鳥!白鳥なのに、黒い!(爆)
思わず、インザプールの伊良部を思い出しました。
伊良部よりもアクが強い気がしないでもないですが、正論を真正面からぶつけ
相手をグイグイと押すさまは、見てて(読んでて?)ニヤニヤしちゃいます(笑)
私も充分黒いようです。
オススメ作品です。
●疾走●重松清●
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うー。
うーーーー。
なんてやりきれないのでしょう。
この読後感は、白夜行や殺人の門を思い出しました。
とある少年のお話です。
シュウジは、どこにでもいる少年のはずだったのに。
誰にでも幸せになる権利があるように、不幸になってしまう出来事もある。
彼の生き様を、真っ直ぐに綴ったお話です。
お話だと分かっていながらも、何度も何度もページをめくる手を止めました。
後半に入ってからの、描写のきつさもあったのだけど
本を読むことをやめれなかったのは、彼の「その先」が気になったから。
どんだけ信じて、裏切られ、傷ついて。
それでも、走り続ける彼を見守ることしかできない。
どちらかと言うと、私の好きな終わり方ではなかったけど
ホッとしたのも確かです。
どっと肩の力が抜けました。
今までの重松作品とはガラリと違うので、ちょっと驚きました。
二人称で語られるのは、「きみの友だち」でもそうですが
こちらは、どうも感情移入しにくいので(…そのほうが、ありがたかったかも^^;)
どうなんだろう?(苦笑)
あと、私は文庫版で読んだのだけど…。
表紙の恐ろしさに、娘が泣きそうでした(笑)
見なきゃいいのに、わざわざ上下巻の表紙を合わせてみては(繋げて1枚の絵になる)
「おかーさん、これ怖いよね?怖いよね?」と涙目で訴える。
こわいなら、みるな!(笑)
●弥勒の月●あさのあつこ●
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バッテリーで有名な、あさのさんの作品です。
時代モノなんですが…。
ちょっと読みなれるまでに、いつもより時間がかかった気がします。
それでも、内容がおもしろかったのでグイグイ読んでしまいました。
江戸の町で、遠野屋の若おかみ、おりんが死んでしまいます。
色々な証言があり、自殺と断定されるのですが……
伊佐治と信次郎は、それに不信感を抱きます。
なぜならおりんの旦那、清之介の驚くほど冷静な態度。
そのうち、おりんの死の証言に関わった人間が次々に死んでしまい……
ってな感じなんですが。
どうして、信次郎はそこまで清之介に絡むのか(苦笑)
不思議でしょうがなかったです。
でも、それは二人が同じ闇を知っていたから。
なんだか物悲しいラストなんですが、とっても続きが気になるのですよ。
清之介のこれからは?
信次郎のこれからは?
そして、妙にいいキャラの(笑)伊佐治はどうするのか。
続きを期待してしまう作品です。
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