This Archive : 200604
●その日の前に●重松清●
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死についての短編集でした。
それぞれが、死との出会いや戦いを書いてあるのですが。
最後の、三作は続き物です。
そして、すべての短編に繋がっております。
その日の前に
その日
その日のあとに
が、大変印象に残ってます。
死に関しての印象や、思いなどは人それぞれだと思うのですが。
私は結構前向きに捉えてまして、死が終わりではないと思ってます。
ただ、それは「残されたほう」「残して逝くほう」それぞれの立場では違ったものになるのですが…。
しかし、残されたほうも。
残して逝かなければならないほうも。
つらいですね。
それでも、残されたほうは生きることをやめるわけにもいかない。
大事な人や存在の意義を確かめることすら、悲しいことのように思えました。
奥さまの最後の手紙。
泣けました(T▽T)
私には、あんなに素直な言葉…言えないと思う。
あと、私が泣けたエピソードは、ハブラシと無農薬野菜

ハブラシが…野菜が……思い出しただけで、瞳が潤んでくる…。
主婦としての当たり前のことが、当たり前でなくなる。
こうして、暢気にあそんでられる今こそ最高に幸せなのかもね。
うー。ズビーーーッ。
これ、電車とか人前で読まないほうがいいかも。
素直に、涙を流せる場所で落ち着いて読んだほうが、より一層心に沁みてくると思います。
私があーだこーだ、書くよりも…読んでいただけたほうがイイ!(笑)
オススメです。
●ストロベリーナイト●誉田哲也●
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こんな甘いタイトルですが…。
中身はかなり、スゴイです。
でも、おもしろかった!
なんと言っても、読み始めてからのスピード感がスゴイ。
あっという間に読んでしまいました。
!!ちょいネタバレアリです!!
お話は、警察モノです。
敏腕(?)女刑事が主人公なんですが…。
私、なんだかアンフェアを思い出してしまった。
なので犯人をついつい、ヤスじゃなかった…(笑)身近な人物だと
疑ってかかってたんですが……。
ちと外れました。
まぁ、それは置いておいて。
内容の過激な描写が…なんとも言えず、思わず苦笑してしまうほどです←酷すぎて。
グロイです。激しいです。
残虐行為がアリアリと書かれているのですが。
それだけで、動悸がしちゃうほど。
その残虐行為が行われるステージ(公開殺人ショー)を、ストロベリーナイトと称されてるのですが
(その犯人を捜すのが、本書の内容です)
そのステージ自体、なんだかなぁ、です。
私にはそういった趣味がないのでなんともいえないんですが…。
自分がいつ、被害者になるか分からないのに…参加できるもん?
あぁ、そのドキドキハラハラ感がいいのか?
登場人物のセリフであるのですが「自分が被害者に選ばれないと、あと1ヶ月は生きていられると、現実世界での充実感がすごい」というようなことを言うんすよ。
私にはそれがちっとも、分かりませんでした。
けど、お話自体はサクサク読めるのでオススメ…かな?
ラストも内容が内容なわりには比較的、明るい終わり方でした。
でも、この作者さんの「春を嫌いになった理由(わけ)」のほうが…
私は好きです〜。
時間のある方は、こちらもオススメです。
●大鷲の誓い−デルフィニア戦記外伝−●茅田砂胡●
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もったいなくて、もったいなくてちょびちょび読んでましたが…←せこい。
とうとう読み終わってしまいました!(T▽T)
ナシアス万歳。
ナシアスが大好きな私にとって、とんでもなくすばらしい作品でした(ベタ褒め)
くぅ〜。ナシアスにダメなとこなんてないんだよね!ウン。
いつだって、冷静。いつだって、平等。
すばらしいです。奥さんの、出産でアタフタしちゃうのも許す!(笑)
お話の中身は、バルロとナシアスの馴れ初めというか…
出会った頃のお話。
わがまま坊ちゃんのバルロ。可愛いんだけど…私は遠慮します、だな(笑)
ナシアスも、最初はそうなんだけど…。
段々、バルロの真っ直ぐさというか…素直ではないんだけど、直線的なとこに(あぁ、なんていったらいいんだろう)
惹かれてゆくのです。
時代的には、デルフィニア戦記よりも少し前のお話になるので
ウォルも、リィも殆ど出てこないのだけど…。
最後に、ちょっぴりオマケ的に…ね。
バルロは、「やっぱりか…(苦笑)」的なこともあり…。
ロザモンド…すごいよ、あんた(爆)
最後の、ウォルのセリフも気になるとこです。
あーん、デルの続き読みたいなぁ…。
でも、その前に茅田さんの他作品を読みきってしまわねばっ!
デル好きの方には、モチロンオススメ作品です。
●クローズドノート●雫井脩介●
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大学生になる香恵の部屋には前の住人の忘れ物が…。
それが、物語の中心となるノートなのだけど。
いやー、なんだか爽やかなラブストーリーだね(苦笑)
これは前の住人、小学校の先生である伊吹先生の残していった日記のようなノートの魅力に振り回される(?)女の子のお話。
なんだか、なぜ香恵があんなにも消極的なのか謎でしたが
(鹿島さんには、あんな態度取れるのに…苦笑)
ノートの存在に勇気付けられ一生懸命な姿は素直に、読んでて微笑ましいです。
恋愛小説に(私は、そう思う)オチもなにもないのだけど
途中で種明かしに気づいても、読むスピードはちっとも落ちませんでした。
この伊吹先生のモデルは、亡くなってしまった作者のお姉様らしいです。
ステキな先生で、とても好感が持てました。
しかし…なぜ、万年筆?(笑)
●デルフィニア戦記第四部−伝説の終焉−(1〜6)●茅田砂胡●
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とうとう!とうとう読み終わってしまいました(T▽T)
(といっても、だいぶ前に読み終わっていました・笑)
●ネタバレアリ。注意!●
一言で言うと、「大満足」です。
12(十二国記)も面白くてしょうがないのだけど。
デルも、違った面白さが…!!
しかももう、完結しているのですっきりしてる分…デルのほうが好きかも。
四部も、三部からの続きです。
相変わらず、デルは狙われてばかりです(苦笑)
ウォルが出来すぎるのか。リィが目立ちすぎるのか(笑)
とにかく、落ち着く暇もないデルフィニアの登場人物たち。
オマケに、四部ではリィの相棒、ルウまでもがこっちにきちゃうし。
あぁ、金銀黒。是非とも見て見たい!(T▽T)
絶対、美しいぞ。ひっくり返るほど、美しいぞ。
そこに、レティやらヴァンツーやらの美形が揃ったら!
言うことナシです。
で、結局はリィが囚われの身となってしまうのですが
そこでのデルのみんなの活躍が…!ステキーー!
お姫様奪還みたいで(って書くと、リィは嫌がるだろうけど)
ルウとリィの関係も、結局はウォルには敵わないものだし
最終的にリィは、ボンジュイに帰ってしまうというのは予想してたけど…。
最後に、2人で会話するとことか…。
最後の最後の、キスシーンなんかも…泣きそうなほど美しかった!!
あぁ、もう何を書いてるんだか分からなくなってきたのだけど。
こんなにも、納得のいく終わり方でよかった(笑)
シェラや、レティの存在が結局は「?」だったんだけど…。←結局はボンジュイの人間だったってこと?
まぁ、少しくらい謎があったほうがね(苦笑)
早く全巻集めて、布教しなきゃ!
と、意気込んでおります。
スーシャの森を駆け巡ってたウォルも。
コーラルのお城を駆け巡ってたウォルも。
ちっとも変わらないのが、リィやバロン、イヴンにとって大事だったんでしょうな。
緻密といっていいほどの、キャラ設定。
思わず唸ってしまうほどの、セリフの言い回し。
これがデビュー作とは思えないほどの、作者さんですね。
教えてくれた、ねたろ〜しゃん。
快く貸してくれた、あっこしゃん。
どうもありがとうございました!
●子供たち怒る怒る怒る●佐藤友哉●
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いやー、めちゃめちゃブラックな子供たちが主人公の短編集でした。
読んだあと、ちょっと凹むくらい(苦笑)
5,6作入っていますが、すべて主人公は別です。まったく関連もないし、
一つの短編集としての本になってますが…。
なにせ、もう…ネタが黒すぎて…(T▽T)
私が特に気に入った?というか、怖かった!のが
「子供たち怒る怒る怒る」です。タイトルになってるだけあって…。
こう、表現の仕方が…リアルでグロくて…。
何度か、読むのを中断したくらい。
こういった話は、実写になったらどんな感じになるんだろうって何度か思うんだけど…。
これは絶対に見たくない。
内容は「牛男」という都市伝説にも思えなくもない、猟奇的殺人を追いかける小学生のお話。
もうさ…。
なにかどうとか。誰がいけない、とかじゃなくただただ怖かった。
その裏に潜むものはなんなのか、を読み取るべきなんだけど。
私には無理でした(T▽T)
あぁ、乙一さんタイプかと思いきや…違うのよねぇ…。
怖かった…←結局それだけかよ(笑)
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